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杉の用
看板は酒蔵や酒屋の顔とも言える存在だ。江戸から昭和にかけては、大きく、趣のある木製の看板が店の表を飾った。小西酒造の看板、は樹齢800年を超えると伝えられるケヤキ一枚板に、「日本外史」で有名な儒学者頼山陽が筆をふるったもの。「白雪」商標は江戸時代初期(1635年ごろ)に陸路江戸へ酒を運ぶ途中、富士の霊峰にかかる万年雪の気高さに感動した小西家二代目宗宅が命名したと伝えられ、清酒の商標としては最も古いと言われている。
撮影:昭和30年ごろ(1950年代半ば)
小西酒造所蔵
https://www.konishi.co.jp