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職人三十六番 酒造
手前の女性がもたれかかっている角樽は、樽の左右から突き出る取手に柄を渡して持ちやすくした酒の容器で、祝いの時に使われることが多い。この作品は、源頼光が酒呑童子を退治するために大江山に入る様子を美人画で見立てた(パロディ)もので、着物に各人を示す模様等が入っている。
絵師:歌川国貞
出版年月:文政年間 (1818-31年)
版元:西村屋与八
舞鶴市糸井文庫所蔵
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