「源氏雲浮世絵合」花散里

長椅子に腰掛けて花見を楽しむ源氏と花散里。上部枠内の和歌は橘の花の香りを歌っているが、描かれているのは桜だろうか。盃に浮かぶ花が風流だ。江戸後期に大ヒットした「源氏物語」のパロディ『偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)』の世界を描いた「源氏絵」の一つ。

絵師:歌川国芳
出版年月:弘化2-3年(1845-46年)
版元:伊勢市

国立国会図書館所蔵
https://www.ndl.go.jp

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